事業承継

中小企業は，日本経済において非常に重要な事業形態ですが，現在，中小企業の経営者の事業承継が重要な問題として認識されています。

中小企業の経営者の方は，長年かけて立ち上げた事業を次の世代へ引き継ぐ必要があることを実感されていらっしゃると思いますが，その方法について悩まれている方も多いと思います。

事業承継の方法

事業承継については，以下のとおり，大きく３つの方法があります。

上記３つの方法は，いずれもメリット・デメリットが存在し，これらのいずれの方法を採るべきかは，企業の実情にそって慎重に検討する必要があります。

特に，最も選択しやすい親族への承継に際しても，経営者の方の財産に対する相続税によってご家族に多大な負担をかけないかどうか，経営者の方の死後，相続を発端とする会社経営権をめぐる紛争が生じないかどうか等，様々な問題が生じえます。

特に税務対策については，昨今，税理士による税務相談が多数行われておりますが，事業承継は，単に税務上の問題にとどまらず，法律面・ビジネス面からの多角的な判断が伴います。そのため，経営者の方の努力によって築き上げた事業を次世代に承継するためにも，早期に事業承継に関する計画を立てておく必要があります。

当事務所は，幅広い法律業務を取り扱っておりますので，経営者の方の事業承継問題について，多角的観点からサポートさせていただきます。